第34回地域リーグ決勝大会 決勝リーグ 3日目
【市原緑地運動公園臨海競技場】
Y.S.C.C. 0-0(PK3-1) AC長野パルセイロ
三洋電機洲本 0-1 カマタマーレ讃岐
本当に長かった。1999年に前身の長野エルザを知ってから11年,2005年に本格的な応援を始めてから5年半,遂にJFL昇格です。
前日夜は遠征先にも関わらず60名弱のパルセイロサポーターが集まった決起集会的な呑み会が盛大に行われ,ホテルに戻ってからは早く休もうと思っても緊張で眠れず何度も勝ち点計算をする始末。若干寝不足のまま臨んだ決勝ラウンド最終戦は90分負けさえしなければJFL自動昇格,90分負けの場合でも第二試合の結果によっては自動昇格という状況でした。
この試合でJFL昇格を決めたいパルセイロとなんとしても90分勝ちで入替戦進出へ望みを繋ぎたいY.S.C.Cの執念がぶつかる激闘でした。良く走り良く攻め良く守る,GKをかわして打ち込んだシュートをゴール寸前の所で飛び込んだDFが掻き出す様な場面もお互いにありました。試合は両チーム無得点のまま後半ロスタイム3分の掲示,今までで最も長く感じたこの3分を耐え抜いてPK戦に突入しこの時点でパルセイロの地域決勝2位・Y.S.C.Cの4位が確定,最後は勝って決めたかった所ですがPK戦はY.S.C.Cが意地を見せ1-3でパルセイロ敗戦となりました。
試合前はPK戦突入なら昇格と判っていたのですがあまりの激闘に後半終了時には頭の中が真っ白になり,試合終了後笑顔でバックスタンドに走って来る選手達を見てようやく『ああ,昇格するんだ…』と実感。記念撮影後,選手が泣きながらサポーターと握手している所を見た途端に2006年JSCでの長野エルザ最終戦や2008年地域決勝の土砂降りの本城といった辛い時期を思い出して涙が止まりませんでした。試合前は昇格が決まったら『ああ,やっと決まってほっとしたよ』とか平静を装うつもりだったのにw
歓喜のセレモニーもそこそこに次の試合が迫っていたので大急ぎで撤収,バックスタンド入場口では作業を待つカマタマーレサポーターに拍手とタッチで祝福されました。彼らも第二試合で昇格を決め,春野での『共に昇格』コールが現実の物となり来シーズンは同期生としてJFLで戦うことになりました。全社決勝,地域決勝1次リーグ・決勝リーグと戦って共に昇格を決めたカマタマーレにはなんとなく戦友の様な感情を抱いています。とは言っても結局1度も勝てなかったので来シーズンは2つ勝ちます!
【順位表】 点 勝 P K 負 得 失 差
1.カマタマーレ讃岐 8 2 1 0 0 4 2 +2 JFL昇格
2.AC長野パルセイロ 5 1 0 2 0 4 0 +4 JFL昇格
3.三洋電機洲本 3 1 0 0 2 2 6 -4 JFL入替戦へ
4.Y.S.C.C 2 0 1 0 2 3 5 -2